永遠の日曜日

P&E B

実存比喩 -永遠の日曜日-
2008
映像作品
素描、木炭、木炭紙 525×728 mm
音響音楽「とおりゃんせ」/編曲
5分30秒/ループ 4000×3000 mm

Existence Metaphor -Eternal Sunday-
Video installation
charcoal drawing on paper
Sound Music “To-Ryanse”/Arrange
5min30second.-loop

自立には、孤立という、相反する性質が同時発生してくる。この作品は、人間を、住まうこととさすらうことの狭間にある「永遠の途上存在」と捉え、自立と孤立の葛藤のなかにある実存に焦点を当て、具体化したものである。人間存在の比喩として「羊の群れ」を用い、孤立を恐れる群衆を象徴している。羊は、個を埋没させること自体にアイデンティティーをもち、そのような特性をもつ羊だからこそ、群衆に溶け込んでいる在り様を描くことで「住まうこと」は感じられるのではないかと考えている。先頭をきる一匹だけが感じているものを追い、自身を投げ出そうとする姿勢を三場面において描いている。

実存比喩 -O•F•ボルノウの『夜の空間』より-

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実存比喩 -O•F•ボルノウの『夜の空間』より-
2007
映像作品
素描、木炭、木炭紙
音響音楽「大空のプロムナード」/編曲
3分30秒/ループ 3400×2800 mm

Existence Metaphor
-From “Spece of The Night” of Otto Friedrich Bollnow-
Video installation
charcoal drawing on paper
Sound Music “The promenade of sky”/Arrange
3min30second.-loop

一枚づつ、一枚づつ、絵画をめくるようにして、羊ののどかな日常を描いた映像作品である。ここで羊は群衆の象徴として用い、また、人間を比喩している。羊は、個を埋没させること自体にアイデンティティーをもっており、羊の群れはそのことをよく表している。実際羊は、目が合い、または、群れからはみ出て個を自覚した途端に、その事実を忘れたいかのように再び個を埋没させるのだ。個を埋没させることは、自分がないという消極的な意味合いがある。しかし、群衆のなかに溶け込んで安心感を得ているのは事実としてある。なぜなら、「住まうこと」の安心感や幸福感は、個を意識しなくなったときに真に住まうことができるものだからである。ここでは、羊の実存を描くことによって、浮かび出される個の自覚に着目している。


「盲 目 の 光 の な か で」 鈴木創士

見ることは、盲目の光のなかで、 そこに世界があると信じることである。

存在はまだ存在し始めてはいない。

だから素描とは、ある哲学者が言ったように、 つねに完全な盲目状態のうちでなされるのである。

描くことによって、 われわれは物の輪郭が指し示す荒廃した暗闇のなかを、 手探りで進んでいく。 見るというこの試練のなかでは、 疑うことよりずっと前に、 世界の基盤は光によって粉砕されているからである。

自らを注視しようとする者を 瞬時にして石の塊に変えてしまう怪物メデューサと、

鏡を手にした若きペルセウスの戦いは、 いつも始められるより前に、すでに終わってしまっているのである。

プロジェクターによってすべてをあらためて非物質化すること。 コマ送りされる羊の群。

「あなたはあなたを捧げる」。

そこで生贄にされていたのは、 紙と光の中間を、目と光線の中間を移動しつつある、 描線に包囲された「存在」の誕生である。

それははたして羊の群になろうとしていたのだろうか?

鈴 木 創 士 SUZUKI SO-SI (フランス文学者、美術評論家) 著書:[魔法使いの弟子][アントナン・アルトーの帰還][中島らも烈伝]他。 訳書:ジャべス[歓待の書]ソレルス[女たち]バディウ[ドゥルーズ 存在の喧騒]アルトー[ロデーズからの手紙]他。

Vous Vous Vouez

vous-0Vous Vous Vouez
2007
映像インスタレーション
素描、パステル、紙、
映像、音響、スクリーン/綿
3分/ループ 3500×3500 mm

Video installation
pastel drawing on paper
screen image/cotton,sound
3min.-loop

Lu Chambre

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Lu Chambre
2006
絵画+映像インスタレーション
油彩、アクリル、パネル、映像
5分/ループ 2700×3200mm

A Painting+Video installation
oil,acrylic paint on panel
screen image
5min.-loop

犬の道

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犬の道
2006
7つの映像アニメーション
水彩、紙、映像、音響

The way of a puppy
7 Animation works
Watercolors drawing on paper
sound

たれたれ

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たれたれ
2005
映像インスタレーション
写真、CG、映像
4分/ループ 3000×3000×700 mm

Tare Tare
Video installation
photograph, screen image
4min.-loop

DRAWING

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ポワン Un Point.

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ポワン 〜小さな仔犬の大きな勇気〜
2008
絵本
パステル、水彩、紙 525×728mm 13見開き

Un Point.
Great courage of a puppy
Picture book
Pastel and Watercolors drawing on paper
13 facing pages

Profile

金澤麻由子 略歴Mayuko Kanazawa Biography

2

 

兵庫県神戸市在住。
京都嵯峨芸術大学大学院修了(最優秀賞)
大阪成蹊短期大学 生活デザイン学科 イラスト・アニメ・デザインコース講師

手描き絵画の魅力を絵本 • 映像アニメーションや先端技術を用いた体験型アートなどで表現するクリエイター。おおしま国際手づくり絵本コンクール2011において『てんからのおくりもの』が最優秀の文部科学大臣賞を受賞して絵本作家デビューする。作品に『ぼくぱぐ』『ポワン』『さすらいのルーロット』(以上、出版ワークス)、『地震がおきたら』『めいちゃんのまほうのクッキー』(BL出版)『きみのなまえ』(佼成出版社)『きみはぼうさいたいし』(金の星社)『どうぶつポーズであそボウサイ』(KADOKAWA)などがある。

日本児童出版美術家連盟会員 • 環境芸術学会会員

 

著書 (国内)

「てんからのおくりもの」射水市大島絵本館 2012

「ぼくぱぐ」出版ワークス・河出書房新社 2014

「ポワン」出版ワークス・河出書房新社 2015

「てんからのおくりもの」出版ワークス・河出書房新社 2016

「地震がおきたら」BL出版 2017

「十二支のはじまり」ナーチャーウィズ株式会社 2018

「さすらいのルーロット」出版ワークス 2020

「きみのなまえ」佼成出版社 2021

「きみはぼうさいたいし」金の星社 2021

「たったひとつのおやくそく」神戸新聞総合出版センター 2024

「どうぶつポーズで あそボウサイ」株式会社KADOKAWA 2025

「めいちゃんのまほうのクッキー」BL出版 2026

著書 (海外翻訳版)

「ぼくぱぐ・流浪的毛小孩,帕古」日出出版(台湾) 2015

「ぼくぱぐ・我是帕古」外文出版(中国) 2015

「ぼくぱぐ・BOKUPUG・ナヌンパグ」KIZM(韓国) 2016

「ポワン・不小点」外文出版(中国) 2016

「てんからのおくりもの」電子工業出版社(中国) 2019

「地震がおきたら」チェッネウム出版(韓国) 2019

「きみのなまえ」CHAEKYEARN(韓国) 2022

共著

「世界100の名言」ブティック社 2010

個展Solo exhibitions

2006scopie-犬の道」京都嵯峨芸術大学付属博物館 (京都)

2006「ぼくぱぐ」galerie16(京都 )

2007「実存比喩きっとそばに」京都嵯峨芸術大学付属博物館(京都)

2008「実存比喩-OF・ボルノウの『夜の空間』よりgalerie16(京都)

2010Sweet homeメディアアートアトリエ展Vo.1」京都嵯峨芸術大学(京都)

2011Sweet home 映像アニメーションの光の絵画」galerie16(京都)

2012「『てんからのおくりもの』絵本原画展」射水市大島絵本館(富山)

2013「ひつじのうた」新生堂ギャラリー(表参道)

2014「動く絵•金澤麻由子」ヤマザキマザック美術館(名古屋)

2014「『てんからのおくりもの』絵本原画展」射水市大島絵本館(富山)

2014「ぼくぱぐ絵本原画展」ステップスギャラリー(銀座)

2014「Mayuko KANAZAWA:MOVING IMAGES-EXISTENZ-METAPHER」」Shinseido Tokyoberlin ArtBox(ベルリン)

2015「絵の中に入る?サイエンス×アートの挑戦」千葉市科学館(千葉)

2015「動く絵画〜うつろい いろは〜」アンデルセン公園子ども美術館(千葉)

2015「動き出す絵本〜ようこそワンダーランドへ〜」草津クレアホール(滋賀)

2016「絵本の時間 展〜てんからのおくりもの出版記念〜」ステップスギャラリー(銀座)

2017「戌 -pug- 展 〜きみとぼくのあいだのコト〜」ステップスギャラリー(銀座)

2018「日本ブランド発信事業・基調講演/展示」キエフ工科大学(ウクライナ)

2018「日本ブランド発信事業・基調講演/展示」王立工科大学(スウェーデン)

2018「日本ブランド発信事業・基調講演/展示」ベオグラード第八高校(セルビア)

2018「ぼくぱぐ絵本原画展」天狼院京都店

2018「ぼくぱぐ絵本原画展」天狼院池袋駅前店

2019「ぺろんぺろん展」ステップスギャラリー(銀座)

2019「ぼくぱぐ工房展」OIOI BASE博多(KITTE博多)

2020「ぼくぱぐ工房展」OIOI BASEなんば(なんばマルイ)

2020「さすらいのルーロット」ステップスギャラリー(銀座)

2020「さすらいのルーロット」The 14th moon(大阪)

2020「さすらいのルーロット」つづきの絵本屋(倉敷)

2021「絵本作家 金澤麻由子の世界~映像と音楽で楽しむ 絵本の読み聞かせとコンサート~」

コスモスシアター貝塚市ホール(大阪)

2021「ふきよせいろは」ステップスギャラリー(銀座)

2022「金澤麻由子絵本原画展」ちいさな駅美術館(和歌山)

2022「動く絵画〜ふきよせ いろは〜」City Gallery2320(神戸)

2022「金澤麻由子展」ステップスギャラリー(銀座)

2023「金澤麻由子 絵本原画展」MANONOMA Gallery(神戸)

2023「絵本の森〜わんことば〜」阪神百貨店8階ハローカルチャー(大阪)

2025「どうぶつポーズで あそボウサイ」出版記念原画展」こども本の森 神戸(兵庫)

2025「あそボウサイ展 絵本原画展」MANIFESTO GALLERY(大阪)

主なグループ展Selected group exhibitions

2005「神戸アートアニュアル」神戸アートビレッジセンター (兵庫)

2006「インターカレッジメディアアート展」京都精華大学ギャラリー(京都)

2008DIGITAL ART FESTIVAL TOKYO:デジスタ展」Panasonic Center(東京)

2008「ACG eyes:映像とドローイング-narrative-ARTCOURT Gallery(大阪)

2009ART COCKTAIL 2009 IN笠間 」 カフェ・グリュイエール(茨城)

2009「自然のこえ 命のかたち 」国立民俗学博物館特別展示館(大阪)

2009「自然のこえ 命のかたち 」関西テレビキッズプラザ(大阪)

2011「まなざしの哲学京都嵯峨芸術大学の40年 」 京都市美術館別館(京都)

2011「アートストリーム2011 in DAIMARU」心斎橋大丸(大阪)

2012Polyphonic Jump!新春体感アート展」ホテルオークラ神戸(兵庫)

2012「On the Steps – 若手作家16人の小品展」ステップスギャラリー銀座(東京)

2012「ハマビ ジョシュ テンジ」横浜美術大学ギャラリー(神奈川)

2012「第1Kawaii+大賞展 」スパイラルガーデン(東京)

2012「文化庁メディア芸術祭神戸展」デザインクリエイティブセンター神戸 (兵庫)

2012「北青山 ∞ KOBE Biennale」オリエギャラリー

2012「ニューアート展NEXTー動く絵、描かれる時間ー」横浜市民ギャラリー

2013Kawaii+大賞展」志賀高原ロマン美術館(長野)

2013「絵本作家原画版画と絵本展」SOGO柏店(千葉)

2014「ワンダフルワールド」東京都現代美術館(東京)

2014「あさごの森で光と影のピクニック」あさご芸術の森美術館(兵庫)

2015「神戸ビエンナーレ国内招待作家部門」メリケンパーク(兵庫)

2017「サイエンス × アート〜魔法って科学〜」静岡科学館(静岡)

2017「モンパ君・モンピーちゃんの光のマジカルパーク」犬山モンキーパーク(愛知)

2017「Playful Summer in your hand.」月島Temporary Contemporary(東京)

2017「Dr.パープルからの挑戦状」福岡青少年科学館(福岡)

2017「アートになった猫たち展」高崎市タワー美術館(香川)

2017「猫と人の200(にゃ~)年―アートになった猫たち―」新潟県立歴史博物館(新潟)

2018「アート干支展」あさご芸術の森美術館(兵庫)1月予定

2018「 Imaginarium 2018: Into the Space of Time.」 Singapore Art Museum (SAM) (シンガポール)

2018「アートになった猫たち展」大分市美術館 (大分)

2018「アートになった猫たち展」岡山シティミュージアム(岡山)

2021「SDGsイラスト劇場」六本木ストライプスペース(東京)

2022「ねこアートフェスタ」六本木ストライプスペース(東京)

2024「絵本原画展「たったひとつのおやくそく」」阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫)

2024「第18回 東北の建築を描く展」せんだいメディアテーク(宮城)

2024「環境芸術学会企画展「つながりと発見」」水戸市民会館(茨城)

学会Conference

20072023IEAD・環境芸術学会」全13回発表

2011ACE」リスボン国際会議(リスボン、ポルトガル)

2011「SIGGRAPH Asia Art GalleryHong Kong Convention and Exhibition Centre (香港)

2018「ADADA JAPAN」(口頭発表)

上映・放送Screening / Broadcasting

2009「デジスタ・ナイト&デイ@六本木アートナイト」ZEL CAFÉ/GALLERY(東京)

2009「第9回Nippon Connection」フランクフルト大学(フランクフルト、ドイツ)

2009「TAFF’09女性アニメーション作家特集プログラム」武豊町民会館 響きホール(愛知)

2009「第7Nippon Koma」(リスボン、ポルトガル)

2009「Mirror of Transfiguration」カナダ大使館シアター(東京)

2009「ベビスマ」出演、「SMAP×SMAP」ブリッジ短編作品放送 (フジテレビ)

2024「創刊140周年イベント 絵本読み聞かせライブ」北日本新聞社本社/県庁前公園 主催:北日本新聞社

2024「私の「推し本」発表会」都城市立図書館1Fホール 主催:都城市教育委員会、都城市立図書館

受賞・奨学金Prizes / Scholarships

2005「第6JCF学生映画祭」グランプリ、ワンミニッツ部門賞

2006「伊丹0号大賞展」努力賞(伊丹市立美術ギャラリー、兵庫)

2006「アートムーブ2006」カフェ・ド・マルシェ賞

2008NHK デジタル・スタジアム実験映像部門」ベストセレクション

2008「京都嵯峨芸術大学修了制作展」最優秀賞

2008「PE」入選(ARTCOURT Gallery、大阪 )

2008「群馬青年ビエンナーレ」入選

2010「おおしま国際手づくり絵本コンクール」金賞・射水市長賞

2011「おおしま国際手づくり絵本コンクール」最優秀賞・文部科学大臣賞

2011「神戸ビエンナーレアートインコンテナ国際コンペティション」奨励賞

2012「第1Kawaii+大賞展」グランプリ、ニュートロン賞

2015「羽裏 密かに楽しむ粋・洒落・数寄の美学 進化する琳派・羽裏展」奨励賞

2015「環境芸術学会学会賞」奨励賞

2018「第5回ADADA学術大会」優秀賞受賞

2018「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」インタラクティブアート部門入賞

2022「新潟県 読書感想文コンクール課題図書」入選『きみのなまえ』佼成出版社 顕彰・授与団体:新潟県小学校図書館協議会

2022「第52回お話を絵にするコンクール選定図書」入選『きみのなまえ』佼成出版社 顕彰・授与団体:京都新聞

2023「第15回日本新薬こども文学賞」入賞 顕彰・授与団体:日本新薬株式会社/日本児童文芸家協会

 

パブリックコレクションPublic Collection

フェニックス岩岡クリニック 医療法人社団

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