永遠の日曜日

P&E B

実存比喩 -永遠の日曜日-
2008
映像作品
素描、木炭、木炭紙 525×728 mm
音響音楽「とおりゃんせ」/編曲
5分30秒/ループ 4000×3000 mm

Existence Metaphor -Eternal Sunday-
Video installation
charcoal drawing on paper
Sound Music “To-Ryanse”/Arrange
5min30second.-loop

自立には、孤立という、相反する性質が同時発生してくる。この作品は、人間を、住まうこととさすらうことの狭間にある「永遠の途上存在」と捉え、自立と孤立の葛藤のなかにある実存に焦点を当て、具体化したものである。人間存在の比喩として「羊の群れ」を用い、孤立を恐れる群衆を象徴している。羊は、個を埋没させること自体にアイデンティティーをもち、そのような特性をもつ羊だからこそ、群衆に溶け込んでいる在り様を描くことで「住まうこと」は感じられるのではないかと考えている。先頭をきる一匹だけが感じているものを追い、自身を投げ出そうとする姿勢を三場面において描いている。

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