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ニューアート展NEXT 2012 動く絵、描かれる時間:ファンタスマゴリア(終了)

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展覧会名 ニューアート展NEXT 2012 動く絵、描かれる時間:ファンタスマゴリア
出品作家 金澤麻由子 SHIMURAbros
会期 2012年9月28日(金) – 10月17日(水)  休館日なし
□□ 10:00 – 18:00  (ご入場は17:45まで)
会場 横浜市民ギャラリー 1、2階展示室
入場無料(※展覧会図録は受付にて販売中。またはTEL045−224−7920にお気軽にお問合せください。

主催 横浜市民ギャラリー(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
後援 横浜市文化観光局、神奈川新聞社、tvk、RFラジオ日本、FMヨコハマ、横浜市ケーブルテレビ協議会
助成 公益財団法人 花王 芸術・科学財団
協賛 アサヒビール株式会社、アサヒ飲料株式会社、株式会社NTTデータエンジニアリングシステムズ、株式会社リコ-、住友電気工業株式会社、ニューオータニイン横浜、横浜サンミラー株式会社、横浜美術大学
協力 神奈川県民ホール(公益財団法人神奈川芸術文化財団)

著作『 てんからのおくりもの』出版絵本販売のご案内tenkaranookurimono1

出版社;大島絵本館
定価 ;1260円(定価)
※購入につきましては、一般書店では販売せず「大島絵本館;TEL0766-52-6780 またはFAX0766−52−6777」
「芸術広場」での販売になります。お気軽にお問合せください。

著作『 てんからのおくりもの』絵本出版記念原画展

2012年7月19日[水]ー8月18日[土]午前10時~午後6時
場所:射水市大島絵本館/富山
昨年行われた「おおしま国際手づくり絵本コンクール2011」で最優秀賞•文部科学大臣賞を受賞した作品に手直しを加え、今夏出版するはこびとなりました。原画展、ぜひお越し下さいませ。

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Kawaii+大賞でグランプリを受賞しました。

2012年3月20日[火・祝]ー3月25日[日]11:00〜20:00
場所:スパイラルガーデン/表参道
公募による約23組の「Kawaii」の先を行く可能性を感じさせるアート&デザイン、推奨作家数組の平面・立体作品によるグループ展。

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そっとのぞきこみ、霧(フォグ)に浮かび現れる小鳥の粒子に触れてみてください。あなたの指先を嬉々として待つ小鳥は、歓びの師であります。想像力の扉を開くインタラクティブな映像アニメーション。

技術提携 井村誠孝 准教授(大阪大学大学院基礎工学研究科 コンピュータ科学)


■秋の出品発表。-終了-

☆神戸ビエンナーレ2011 アートインコンテナ国際コンペティション 奨励賞受賞しました。-終了-

「Polyphonic Jump!」飛んで遊べるインタラクティブ作品

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http://www.kobe-biennale.jp/

会期:2011年10月1日(土)~11月23日(水・祝)(54日間)

会場:神戸ハーバーランド、ポーアイしおさい公園、兵庫県立美術館、元町高架下(JR神戸駅~元町駅間) 他
☆神戸ビエンナーレサインオブジェ「あかし」Sign Art objet   ″AKASHI″
デザイン 大森正夫(神戸ビエンナーレエグゼクティブディレクター)
ドローイング 金澤麻由子
JR神戸駅地下広場デュオ神戸
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ポーアイ潮騒公園に設置するサインオブジェとして、照明とベンチを兼ねたデザインを考案した。蕾みのような、卵のような、炎のような、
精霊のような形に込めたのは、「あかし」です。灯し、開かし、空かし、そして、その「証」の気持ちを込めて…。
絵はバンビです。大きな瞳で、いろんな方向へ耳を傾けて、オドオドしながら飛び跳ねようと必死なのです。

☆心斎橋大丸のアートストリーム2011 in DAIMARU「A Mirror of Transfiguration」出品。

会期:2011年10月6日(木)~8日(土)

会場:大丸百貨店心斎橋北館14階 (大阪市中央区心斎橋筋1-7-1)

ACE2011リスボン国際会議/ポルトガル  http://ace2011.org/

会期:2011年11月8日(火)~11日(金)

☆環境芸術学会第12回大会 in 新潟「対話—社会との関わりで築く環境芸術」

会期:2011年10月15日(土)~16日(日)

会場:新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」

「おおしま国際手づくり絵本コンクール」にて最優秀賞•文部科学大臣賞を受賞しました。

最優秀作品は公益財団法人射水市絵本文化復興財団より出版。二年連続受賞で喜びも一入です。

2011結果発表 http://www.ehonkan.or.jp/recruit/i_2011index.html

2010結果発表 http://www.ehonkan.or.jp/recruit/i_2010index.html

表彰式:8月20日(土)午後2時〜 絵本館シアターにて
入賞入選作品展:7月21日(木)〜8月20日(土)

審査員は「ごんぎつね」の黒井健先生、ほか。
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「きみのいる家」


■ 展覧会に出品します。「まなざしの哲学―京都嵯峨芸術大学の40年」

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神戸アートビレッジセンターで、毎年開かれるアートアニュアルに出品された作品は、あるがままの姿で眠る犬の姿です。それは素描によるもので、絵であり、アニメーションでもあります。寝息を立てて寝ているかと思うと時々起きます。白いファー(毛)のスクリーンに投影してあります。

出品者:京都嵯峨芸術大学教員、京都嵯峨芸術大学卒業生

2011年6月14日(火)~6月19日(日) 京都市美術館 別館


 

 

■ 個展開催「SWEET HOME 映像アニメーションの光の絵画」

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2011年3月22日(火曜日)〜4月2日(土曜日)
12:00〜19:00(日曜日・最終日は18:00迄)

人間と動物は、神話や寓話によって様々に語られてきました。本展は、私たちの存在を根底で支える場所や動物たちとの関係性を見つめ制作する作者の「想像力との対話を生むインタラクティブな絵画」を発表します。インターフェイスの蝋燭に、鑑賞者の「行為/switch」がメディアとなる参加型の作品です。鑑賞者の像は、絵画内に子供のように登場し、アニメーションと共に投影します。

技術提携:金谷一朗 大阪大学大学院工学研究科准教授(デザイン科学)

井村誠孝 大阪大学大学院基礎工学研究科准教授(コンピュータ科学)

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605-0021京都市東山区三条白川橋上ル石泉院町394戸川ビル3F
TEL 075-751-9238   FAX 075-752-0798   Email info@art16.net
地下鉄東西線:「東山」1番出口北へ徒歩1分 / 市バス:「東山三条」より東へ徒歩2分
http://www.art16.net/

Facebookページもご覧下さい.

 

■「未来につなぐ心の糧」アート部門において入賞しました。

表彰式日時 2011年1月16日 pm 1:30〜4:00 場所 北方町生涯学習センター きらりホール http://www.town.kitagata.gifu.jp/kate/index.html

e5bf83e381aee7b3a7e382b3e383b3e3839aテーマ「ちがいを超えて」

■個展開催します。「Sweet home」金澤麻由子 メディアアートアトリエ展Vo.1

Atelier of Media Art room 2 2010.10.10(sun)~10.23(sat) 12:00 ~19:00
アーティストトーク 2010.10.10(sun) 16:00~17:00
オープニングパーティー 2010.10.10(sun) 17:00~18:00

場所:京都嵯峨芸術大学 研心館1F http://www.pineappledesign.org/Art/Spiritual.html

作業、展示の様子を http://ichiroh.tumblr.com/にアップしております。

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絵本「ぼくぱぐ」が金賞・射水市長賞を授賞しました。

おおしま国際手づくり絵本コンクール2010
表彰式/8月21日(土曜日) 午後2時〜 絵本館シアターにて
入賞入選作品展 7月22日(木)〜8月21日(土)絵本館パフォーマンスホールにて
OTEC展 7月31日(土)〜8月21日(土)絵本館パフォーマンスホールにて
審査員の先生方
黒 井   健    (絵本作家)
澤 田 隆 治   (絵本研究家)
ペルトネン純子  (富山大学助教)
高 井   進    (当財団理事長)

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■挿絵を担当しました。
「マンガで丸わかり! 世界100の名言」
2010年8月25日 ブティック社より出版

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■トランスフォーメーションボードの原稿がSiggraph教育委員会に掲載されました.
http://education.siggraph.org/resources/cgsource/instructional-materials/academic-papers/

■上映会のお知らせ

新作『SWEET HOME」と「アニメ制作ソフトのいろは」一期生作品集「わらべうた」を上映。
日時:2010年6月12日(土)18:00~
場所:アートアニメーションのちいさな学校付属地下シアター
問い合わせ:アートアニメーションのちいさな学校事務局 03-3330-3122

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アートアニメーションのちいさな学校で講師をつとめます。参加者募集中。

「アニメ制作ソフトのいろは」2010年春スタート
アニメ制作に必要なソフトを身につけ、あなたのアニメと出会える2ヶ月集中実習講座。
アニメーション制作を始めたい初心者の方へ。Photo Shop、After Effectsほか。
詳細は→ http://www.laputa-jp.com/school/osp_lec.html#iroha

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■「美術の窓」掲載

2010.1月号 N0.316 大型展評FOCUSの頁に作品が掲載されました。

「アートカクテル2009in笠間」の取材。

■カナダ大使館 デモンストレーション

-終了-たくさんのご来場ありがとうございました。
作品「トランスフォーメーションボード」(MayuArt.com・大阪大学)
場所: カナダ大使館 オスカー・ピーターソン シアター (地下2階)
日時:2009年12月1日(火)16:00~17:30

http://www.international.gc.ca/missions/japan-japon/library-bibliotheque/reading-091201-contes-jpn.asp

■ ベビスマ出演 2009.11.15(SUN)24:25-24:35 フジテレビ放送

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【ハチッコの大冒険】

作品のコンセプトを決めるところから実際の制作に入り完成直前にいたるまでをつぶさに追いかけ紹介していく。http://www.fujitv.co.jp/b_hp/baby-sma/index.html

みんぱく「自然のこえ 命のかたち」カナダ先住民の生みだす美

-終了-たくさんのご来場ありがとうございました。

アラスカ神話に登場するさまざまな動物たちによるインタラクティブなメディアアートを展開 動物のドローイングアニメーションを担当。 展示内容・ねぶた(京都造形大)・飛び出す絵本(奈良先端大学、大阪電通大学)・飛び出す絵本、変身する帽子(奈良先端大学)トランスフォーメーションボード(大阪大学・奈良先端大学・MayuArt.com)

場所:国立民俗学博物館特別展示館 開催時間:9/10(木)-12/8(火) 休館日:水曜日(9月23日(水・祝)は開館、翌24日(木)は休館) 開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで) http://www.minpaku.ac.jp/special/canadian/index.html_mg_6405 IMG_0524

■ 「夏休みキッズみんぱくCanadian Spirit」 〜国立民俗学博物館特別展「自然のこえ 命のかたち」プロモーションイベント〜 -終了-

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場所:関西テレビ「クリスタルアトリウム」 〒530-0025 大阪府大阪市北区扇町二丁目1番7号キッズプラザ大阪 開催時間:8/22-30 11時〜19時 最終日のみ15時終了。 http://www.ktv.co.jp/sp/minpaku/

 

■「ARTCOCKTAIL2009IN笠間」 -終了-

〜笠間の街中を散策しながら現代アートを楽しむ「アートカクテル2009in笠間」開催〜

会期 2009年10月10日(土)~10月24日(日)13日(火)・19日(月)は休み11:00~18:00入場無料●会場 笠間市内の下記の会場/ギャラリー桜/笠間県立笠間高等学校/美術棟/常陽銀行掲示板/坂本九の家/カフェ・グリュイエール(金澤麻由子)/上州屋/サイクルショップおおしま/空倉庫、店舗/武藤酒造/笹目酒造/nichido espace/他 ●後援 笠間市 協力 間県立笠間高等学校・京都嵯峨芸術大学・女子美術大学・笠間市商工観光課・笠間日動美術館 協賛 ギャラリー陸・ギャラリーf分の1・CaelumGallery NY・佐藤はるみ

(カフェ・グリュイエールの栗菓子は絶品★栗の絵を寄贈させていただきました)

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■ 第7回Nippon Koma 海外上映『実存比喩〜O・F・ボルノウの『夜の空間』より」  -終了- 

       http://www.culturgest.pt/actual/nippon_koma.html

催期間:2009年12月8日  催場所:リスボン市  後援:国際交流基金  
映画祭の概要:ニッポン・コマは、Culturegestという文化施設で日本のアニメとドキュメンタリー映画を紹介する映画祭

■「TAFF'09」招待上映 -終了-

taff 女性アニメーション作家特集プログラム 『実存比喩 -きっとそばに-』 Existence Metaphor -From “Spece of The Night” of Otto Friedrich Bollnow- Video installation charcoal drawing on paper Sound Music “The promenade of sky”/Arrange 3min30second.-loop ■ご挨拶 TAFF(武豊アニメーションフィルムフェスティバル)は、日本人の若手映像作家によって作られた芸術的なアニメーションを集め上映しています。.いわゆる「アニメ」とは違う、実験的なアニメーションやモーショングラフィックスなどを多数ご覧いただけます。 2005年から毎年3月に開催し、今回で5周年となります。 各種コンテスト受賞歴やNHKなどでの放送歴を持つ現代を代表する若手アニメーション作家や、全国の芸術系大学の学生による話題の自主制作アニメーションを一挙に観ることのできる東海地区最大規模の上映イベントです。是非お誘い合わせの上お越しください。 ■内容(以下、全て予定) プログラム:テーマごとに4-5つのプログラムを上映します。 「ガールズアニメーション」 「拡張される現実」 「現代・日本(最新作特集)」 「作家特集(作家未定)」 これまでは、東京芸大TACOIROOM、坂元友介様、 animations、IAMASなどの特集 開催日時:3/22(sun) 14:00 - 19:00 会場:武豊町民会館 響きホール 主催:武豊町教育委員会・NPOたけとよ 企画:吉田雅彦(pigeon label) 後援:名古屋芸術大学 料金:1Dayチケット ¥1,000 /1プログラム¥500 (※別途ライブなどを交渉中です。その場合別途で¥1,000程度を想定しています) ※最新情報は以下のHPでご確認ください。 http://www.pigeon-label.com/

■「第9回Nippon Connection 海外上映 -終了-

開催期間:2009年4月15日〜19日 開催場所:ドイツ・フランクフルト市 後援:日本領事館・ヨハン・ウォルフガング ゲーテ大学 http://www.nipponconnection.de/ 映画祭来場客は1万5千人。映画祭は3つのプログラムで構成。 ①「ニッポンシネマ」日本映画の新作(その多くがドイツ・ヨーロッパプレミア)を紹介。 ②「ニッポンレトロ」ドイツ映画博物館との共催で行うプログラム。特別回顧上映。 ③「ニッポンデジタル」日本映画シーンの最新ウェーブを紹介。 ★作品『実存比喩 -きっとそばに-』は、「ニッポンデジタル-Best of Digista」で紹介上映 ★「ニッポンコネクション オン ツアー」というプログラムで スペイン、オランダ、イタリア、イギリスなどでも上映。

デジスタ・ナイト&デイ@六本木アートナイト「第9回デジスタ・アウォード」入賞作品上映・展示イベント -終了-

開催概要 【会 期】 『デジスタ・ナイト』 3月28日(土)18:00~23:00(予定) 『デジスタ・デイ』  3月29日(日)12:00~18:00 【会 場】:ZEL CAFÉ/GALLERY(ゼル カフェ/ギャラリー) 東京都港区六本木5-10-25 ゼルコート1F 【料 金】:無料 【お問合せ先】デジスタ・事務局 電話:03-3465-2092(月~金の10:00~18:00) http://cgi2.nhk.or.jp/cgibin/blog/tb.cgi/9466

永遠の日曜日

P&E B

実存比喩 -永遠の日曜日-
2008
映像作品
素描、木炭、木炭紙 525×728 mm
音響音楽「とおりゃんせ」/編曲
5分30秒/ループ 4000×3000 mm

Existence Metaphor -Eternal Sunday-
Video installation
charcoal drawing on paper
Sound Music “To-Ryanse”/Arrange
5min30second.-loop

自立には、孤立という、相反する性質が同時発生してくる。この作品は、人間を、住まうこととさすらうことの狭間にある「永遠の途上存在」と捉え、自立と孤立の葛藤のなかにある実存に焦点を当て、具体化したものである。人間存在の比喩として「羊の群れ」を用い、孤立を恐れる群衆を象徴している。羊は、個を埋没させること自体にアイデンティティーをもち、そのような特性をもつ羊だからこそ、群衆に溶け込んでいる在り様を描くことで「住まうこと」は感じられるのではないかと考えている。先頭をきる一匹だけが感じているものを追い、自身を投げ出そうとする姿勢を三場面において描いている。

実存比喩 -O•F•ボルノウの『夜の空間』より-

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実存比喩 -O•F•ボルノウの『夜の空間』より-
2007
映像作品
素描、木炭、木炭紙
音響音楽「大空のプロムナード」/編曲
3分30秒/ループ 3400×2800 mm

Existence Metaphor
-From “Spece of The Night” of Otto Friedrich Bollnow-
Video installation
charcoal drawing on paper
Sound Music “The promenade of sky”/Arrange
3min30second.-loop

一枚づつ、一枚づつ、絵画をめくるようにして、羊ののどかな日常を描いた映像作品である。ここで羊は群衆の象徴として用い、また、人間を比喩している。羊は、個を埋没させること自体にアイデンティティーをもっており、羊の群れはそのことをよく表している。実際羊は、目が合い、または、群れからはみ出て個を自覚した途端に、その事実を忘れたいかのように再び個を埋没させるのだ。個を埋没させることは、自分がないという消極的な意味合いがある。しかし、群衆のなかに溶け込んで安心感を得ているのは事実としてある。なぜなら、「住まうこと」の安心感や幸福感は、個を意識しなくなったときに真に住まうことができるものだからである。ここでは、羊の実存を描くことによって、浮かび出される個の自覚に着目している。


「盲 目 の 光 の な か で」 鈴木創士

見ることは、盲目の光のなかで、 そこに世界があると信じることである。

存在はまだ存在し始めてはいない。

だから素描とは、ある哲学者が言ったように、 つねに完全な盲目状態のうちでなされるのである。

描くことによって、 われわれは物の輪郭が指し示す荒廃した暗闇のなかを、 手探りで進んでいく。 見るというこの試練のなかでは、 疑うことよりずっと前に、 世界の基盤は光によって粉砕されているからである。

自らを注視しようとする者を 瞬時にして石の塊に変えてしまう怪物メデューサと、

鏡を手にした若きペルセウスの戦いは、 いつも始められるより前に、すでに終わってしまっているのである。

プロジェクターによってすべてをあらためて非物質化すること。 コマ送りされる羊の群。

「あなたはあなたを捧げる」。

そこで生贄にされていたのは、 紙と光の中間を、目と光線の中間を移動しつつある、 描線に包囲された「存在」の誕生である。

それははたして羊の群になろうとしていたのだろうか?

鈴 木 創 士 SUZUKI SO-SI (フランス文学者、美術評論家) 著書:[魔法使いの弟子][アントナン・アルトーの帰還][中島らも烈伝]他。 訳書:ジャべス[歓待の書]ソレルス[女たち]バディウ[ドゥルーズ 存在の喧騒]アルトー[ロデーズからの手紙]他。

Vous Vous Vouez

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2007
映像インスタレーション
素描、パステル、紙、
映像、音響、スクリーン/綿
3分/ループ 3500×3500 mm

Video installation
pastel drawing on paper
screen image/cotton,sound
3min.-loop

Lu Chambre

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Lu Chambre
2006
絵画+映像インスタレーション
油彩、アクリル、パネル、映像
5分/ループ 2700×3200mm

A Painting+Video installation
oil,acrylic paint on panel
screen image
5min.-loop

犬の道

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犬の道
2006
7つの映像アニメーション
水彩、紙、映像、音響

The way of a puppy
7 Animation works
Watercolors drawing on paper
sound

たれたれ

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たれたれ
2005
映像インスタレーション
写真、CG、映像
4分/ループ 3000×3000×700 mm

Tare Tare
Video installation
photograph, screen image
4min.-loop

DRAWING

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ポワン Un Point.

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ポワン 〜小さな仔犬の大きな勇気〜
2008
絵本
パステル、水彩、紙 525×728mm 13見開き

Un Point.
Great courage of a puppy
Picture book
Pastel and Watercolors drawing on paper
13 facing pages

Profile

金澤麻由子 略歴Mayuko Kanazawa Biography

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兵庫県神戸市在住。
京都嵯峨芸術大学大学院修了(最優秀賞)
大阪成蹊短期大学 生活デザイン学科 イラスト・アニメ・デザインコース講師

手描き絵画の魅力を絵本 • 映像アニメーションや先端技術を用いた体験型アートなどで表現するクリエイター。おおしま国際手づくり絵本コンクール2011において、『きみのいる家』(後に『てんからのおくりもの』として出版ワークスより出版)が最優秀の文部科学大臣賞を受賞して絵本作家デビューする。作品に『ぼくぱぐ』『ポワン』『さすらいのルーロット』(以上、出版ワークス)、『地震がおきたら』(BL出版)『きみのなまえ』(佼成出版社)『きみはぼうさいたいし』(金の星社)などがある。

日本児童出版美術家連盟会員 • 環境芸術学会会員

 

著書 (国内)

「てんからのおくりもの」射水市大島絵本館 2012

「ぼくぱぐ」出版ワークス・河出書房新社 2014

「ポワン」出版ワークス・河出書房新社 2015

「てんからのおくりもの」出版ワークス・河出書房新社 2016

「地震がおきたら」BL出版 2017

「十二支のはじまり」ナーチャーウィズ株式会社 2018

「さすらいのルーロット」出版ワークス 2020

「きみのなまえ」佼成出版社 2021

「きみはぼうさいたいし」金の星社 2021

「たったひとつのおやくそく」神戸新聞総合出版センター 2024

「どうぶつポーズで あそボウサイ」株式会社KADOKAWA 2025

著書 (海外翻訳版)

「ぼくぱぐ・流浪的毛小孩,帕古」日出出版(台湾) 2015

「ぼくぱぐ・我是帕古」外文出版(中国) 2015

「ぼくぱぐ・BOKUPUG・ナヌンパグ」KIZM(韓国) 2016

「ポワン・不小点」外文出版(中国) 2016

「てんからのおくりもの」電子工業出版社(中国) 2019

「地震がおきたら」チェッネウム出版(韓国) 2019

「きみのなまえ」CHAEKYEARN(韓国) 2022

共著

「世界100の名言」ブティック社 2010

個展Solo exhibitions

2006scopie-犬の道」京都嵯峨芸術大学付属博物館 (京都)

2006「ぼくぱぐ」galerie16(京都 )

2007「実存比喩きっとそばに」京都嵯峨芸術大学付属博物館(京都)

2008「実存比喩-OF・ボルノウの『夜の空間』よりgalerie16(京都)

2010Sweet homeメディアアートアトリエ展Vo.1」京都嵯峨芸術大学(京都)

2011Sweet home 映像アニメーションの光の絵画」galerie16(京都)

2012「『てんからのおくりもの』絵本原画展」射水市大島絵本館(富山)

2013「ひつじのうた」新生堂ギャラリー(表参道)

2014「動く絵•金澤麻由子」ヤマザキマザック美術館(名古屋)

2014「『てんからのおくりもの』絵本原画展」射水市大島絵本館(富山)

2014「ぼくぱぐ絵本原画展」ステップスギャラリー(銀座)

2014「Mayuko KANAZAWA:MOVING IMAGES-EXISTENZ-METAPHER」」Shinseido Tokyoberlin ArtBox(ベルリン)

2015「絵の中に入る?サイエンス×アートの挑戦」千葉市科学館(千葉)

2015「動く絵画〜うつろい いろは〜」アンデルセン公園子ども美術館(千葉)

2015「動き出す絵本〜ようこそワンダーランドへ〜」草津クレアホール(滋賀)

2016「絵本の時間 展〜てんからのおくりもの出版記念〜」ステップスギャラリー(銀座)

2017「戌 -pug- 展 〜きみとぼくのあいだのコト〜」ステップスギャラリー(銀座)

2018「日本ブランド発信事業・基調講演/展示」キエフ工科大学(ウクライナ)

2018「日本ブランド発信事業・基調講演/展示」王立工科大学(スウェーデン)

2018「日本ブランド発信事業・基調講演/展示」ベオグラード第八高校(セルビア)

2018「ぼくぱぐ絵本原画展」天狼院京都店

2018「ぼくぱぐ絵本原画展」天狼院池袋駅前店

2019「ぺろんぺろん展」ステップスギャラリー(銀座)

2019「ぼくぱぐ工房展」OIOI BASE博多(KITTE博多)

2020「ぼくぱぐ工房展」OIOI BASEなんば(なんばマルイ)

2020「さすらいのルーロット」ステップスギャラリー(銀座)

2020「さすらいのルーロット」The 14th moon(大阪)

2020「さすらいのルーロット」つづきの絵本屋(倉敷)

2021「絵本作家 金澤麻由子の世界~映像と音楽で楽しむ 絵本の読み聞かせとコンサート~」

コスモスシアター貝塚市ホール(大阪)

2021「ふきよせいろは」ステップスギャラリー(銀座)

2022「金澤麻由子絵本原画展」ちいさな駅美術館(和歌山)

2022「動く絵画〜ふきよせ いろは〜」City Gallery2320(神戸)

2022「金澤麻由子展」ステップスギャラリー(銀座)

2023「金澤麻由子 絵本原画展」MANONOMA Gallery(神戸)

2023「絵本の森〜わんことば〜」阪神百貨店8階ハローカルチャー(大阪)

2025「どうぶつポーズで あそボウサイ」出版記念原画展」こども本の森 神戸(兵庫)

2025「あそボウサイ展 絵本原画展」MANIFESTO GALLERY(大阪)

主なグループ展Selected group exhibitions

2005「神戸アートアニュアル」神戸アートビレッジセンター (兵庫)

2006「インターカレッジメディアアート展」京都精華大学ギャラリー(京都)

2008DIGITAL ART FESTIVAL TOKYO:デジスタ展」Panasonic Center(東京)

2008「ACG eyes:映像とドローイング-narrative-ARTCOURT Gallery(大阪)

2009ART COCKTAIL 2009 IN笠間 」 カフェ・グリュイエール(茨城)

2009「自然のこえ 命のかたち 」国立民俗学博物館特別展示館(大阪)

2009「自然のこえ 命のかたち 」関西テレビキッズプラザ(大阪)

2011「まなざしの哲学京都嵯峨芸術大学の40年 」 京都市美術館別館(京都)

2011「アートストリーム2011 in DAIMARU」心斎橋大丸(大阪)

2012Polyphonic Jump!新春体感アート展」ホテルオークラ神戸(兵庫)

2012「On the Steps – 若手作家16人の小品展」ステップスギャラリー銀座(東京)

2012「ハマビ ジョシュ テンジ」横浜美術大学ギャラリー(神奈川)

2012「第1Kawaii+大賞展 」スパイラルガーデン(東京)

2012「文化庁メディア芸術祭神戸展」デザインクリエイティブセンター神戸 (兵庫)

2012「北青山 ∞ KOBE Biennale」オリエギャラリー

2012「ニューアート展NEXTー動く絵、描かれる時間ー」横浜市民ギャラリー

2013Kawaii+大賞展」志賀高原ロマン美術館(長野)

2013「絵本作家原画版画と絵本展」SOGO柏店(千葉)

2014「ワンダフルワールド」東京都現代美術館(東京)

2014「あさごの森で光と影のピクニック」あさご芸術の森美術館(兵庫)

2015「神戸ビエンナーレ国内招待作家部門」メリケンパーク(兵庫)

2017「サイエンス × アート〜魔法って科学〜」静岡科学館(静岡)

2017「モンパ君・モンピーちゃんの光のマジカルパーク」犬山モンキーパーク(愛知)

2017「Playful Summer in your hand.」月島Temporary Contemporary(東京)

2017「Dr.パープルからの挑戦状」福岡青少年科学館(福岡)

2017「アートになった猫たち展」高崎市タワー美術館(香川)

2017「猫と人の200(にゃ~)年―アートになった猫たち―」新潟県立歴史博物館(新潟)

2018「アート干支展」あさご芸術の森美術館(兵庫)1月予定

2018「 Imaginarium 2018: Into the Space of Time.」 Singapore Art Museum (SAM) (シンガポール)

2018「アートになった猫たち展」大分市美術館 (大分)

2018「アートになった猫たち展」岡山シティミュージアム(岡山)

2021「SDGsイラスト劇場」六本木ストライプスペース(東京)

2022「ねこアートフェスタ」六本木ストライプスペース(東京)

2024「絵本原画展「たったひとつのおやくそく」」阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター(兵庫)

2024「第18回 東北の建築を描く展」せんだいメディアテーク(宮城)

2024「環境芸術学会企画展「つながりと発見」」水戸市民会館(茨城)

学会Conference

20072023IEAD・環境芸術学会」全13回発表

2011ACE」リスボン国際会議(リスボン、ポルトガル)

2011「SIGGRAPH Asia Art GalleryHong Kong Convention and Exhibition Centre (香港)

2018「ADADA JAPAN」(口頭発表)

上映・放送Screening / Broadcasting

2009「デジスタ・ナイト&デイ@六本木アートナイト」ZEL CAFÉ/GALLERY(東京)

2009「第9回Nippon Connection」フランクフルト大学(フランクフルト、ドイツ)

2009「TAFF’09女性アニメーション作家特集プログラム」武豊町民会館 響きホール(愛知)

2009「第7Nippon Koma」(リスボン、ポルトガル)

2009「Mirror of Transfiguration」カナダ大使館シアター(東京)

2009「ベビスマ」出演、「SMAP×SMAP」ブリッジ短編作品放送 (フジテレビ)

2024「創刊140周年イベント 絵本読み聞かせライブ」北日本新聞社本社/県庁前公園 主催:北日本新聞社

2024「私の「推し本」発表会」都城市立図書館1Fホール 主催:都城市教育委員会、都城市立図書館

受賞・奨学金Prizes / Scholarships

2005「第6JCF学生映画祭」グランプリ、ワンミニッツ部門賞

2006「伊丹0号大賞展」努力賞(伊丹市立美術ギャラリー、兵庫)

2006「アートムーブ2006」カフェ・ド・マルシェ賞

2008NHK デジタル・スタジアム実験映像部門」ベストセレクション

2008「京都嵯峨芸術大学修了制作展」最優秀賞

2008「PE」入選(ARTCOURT Gallery、大阪 )

2008「群馬青年ビエンナーレ」入選

2010「おおしま国際手づくり絵本コンクール」金賞・射水市長賞

2011「おおしま国際手づくり絵本コンクール」最優秀賞・文部科学大臣賞

2011「神戸ビエンナーレアートインコンテナ国際コンペティション」奨励賞

2012「第1Kawaii+大賞展」グランプリ、ニュートロン賞

2015「羽裏 密かに楽しむ粋・洒落・数寄の美学 進化する琳派・羽裏展」奨励賞

2015「環境芸術学会学会賞」奨励賞

2018「第5回ADADA学術大会」優秀賞受賞

2018「アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA」インタラクティブアート部門入賞

2022「新潟県 読書感想文コンクール課題図書」入選『きみのなまえ』佼成出版社 顕彰・授与団体:新潟県小学校図書館協議会

2022「第52回お話を絵にするコンクール選定図書」入選『きみのなまえ』佼成出版社 顕彰・授与団体:京都新聞

2023「第15回日本新薬こども文学賞」入賞 顕彰・授与団体:日本新薬株式会社/日本児童文芸家協会

 

パブリックコレクションPublic Collection

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