Archive for 4月, 2021

朝日新聞で絵本『きみのなまえ』について取材していただきました♪

絵本『きみのなまえ』は、保護犬の実話を元にした物語で、佼成出版社より1月30日(土)に出版しました。

2年半たった現在のマロンの様子も分かったり、マロンの2つの写真もすごく変化があって、より一層心を開いていく過程を実感できました。

寂しい思いをしている子をこれ以上増やしたくないとも思いました。
記者さんを通じて、人とのご縁を時間・空間を超えて繋がることができ、
ありがたいです。

朝日新聞デジタル でもアップされました❣️

「意外な展開、涙が」 保護された野良犬の実話、絵本に:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASP4D74N2P49PIHB00G.html

デジタルの方では、さらに可愛いリラックスしたマロンのお写真もあり、
ぜひ見てみてください^^*

 

以下、朝日新聞デジタルより引用
「意外な展開、涙が」 保護された野良犬の実話、絵本に

小野大輔

 

野良犬が保健所に収容された。命を守ろうと引き取った親子は、
犬の名前に関する意外な事実を知る――。
そんな実話を元にした絵本が出版された。
絵を手がけたのは神戸市の絵本作家金澤麻由子さん(39)。
「動物の命の尊さを思うきっかけになれば」と願う。
絵本は「きみのなまえ」(佼成出版社、1320円)。
福岡市内の林にすみついていた中型の野良犬がモデルになっている。
おどおどして人を恐れ、やせ衰えていく犬。
見かねた近くの親子が飼うことを決心し、
「保護に協力してください」と書いた看板を林の近くに立てた。
ある日、保健所に収容されたことを知った親子は、急いで犬を連れて帰った。
栗色の毛にちなんで名前は「クリ」に。
飼い始めたと看板で報告すると感謝の言葉が次々と貼られた。
そしてメッセージに書かれたクリの「名前」から、
地域の人々がクリを愛していたんだと親子は気づく。

朝日新聞はこの話題を2019年6月23日付朝刊社会面で報じ、
朝日新聞デジタルでも配信した(https://www.asahi.com/articles/ASM6M5G43M6MUTIL03L.html)。

記事を読んだ児童文学者のあんずゆきさんが絵本の制作を発案。
「ぼくぱぐ」などの動物を描いた絵本で知られる
金澤さんが絵を担当することになった。

実際に行動に移すことの難しさも

金澤さん自身、子どものころ公園で捨て犬を拾って飼った経験があり、
物語に親近感をおぼえたという。
人におびえていたクリが、保護してくれた親子に対して心を開いていく様子を、目つきや毛並みで細やかに表現した。

名前の秘密が明らかになるクライマックスでは、
クリの柔らかな表情が特に印象的だ。
「保護犬にまつわる心温まる話でありながら、
実際に行動に移すことの難しさも映し出した」と金澤さんは言う。
今年1月末の出版後、販売しているウェブサイトのレビュー欄には
「とても優しい物語。孫に読み聞かせたい」
「読み進むうち予想外の展開になり思わず涙が…」
といった感想が書き込まれている。
金澤さんは「捨てられ、処分されそうな犬もいる。
ペットを飼う際は保護された犬も選択肢に入れてほしい」。
主人公の犬を実際に引き取った橘秀美さんによると、
保護から約2年半たった今も元気だという。

絵本は書店のほか、ウェブサイト「minne(ミンネ)」やアマゾンで購入できる。(小野大輔)

ミンネはこちら
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『きみのなまえ』(佼成出版社)
↓↓↓
(今すぐ確認する)
https://minne.com/items/25907864

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【インタビュー掲載】「Pour Lier<ポーリエ>」で紹介していただきました☆


6月に開催する「絵本の読み聞かせとコンサート」
6月27日(日)開演14:00(開場13:30) コスモスシアター|大阪府貝塚市文化会館・中ホール
今月の「Pour Lier<ポーリエ>」に本イベントのインタビュー記事を掲載していただきました♪

取材は産経新聞の記者さんが担当してくださり地域で応援してくださり、とても嬉しい、、と同時に、身が引き締まる想いです〜!

「Pour Lier<ポーリエ>」は、コスモスシアターのコンサート情報、その他、様々な参加型イベントや、地域でのアウトリーチ活動など、読み応えのある楽しい内容で季刊で発刊されています。

今日のブログは、インタビュー内容についてご案内します!

 

以下、記事より

 

絵本と音楽 〜心と体に優しい時間〜

絵本作家・金澤麻由子さんの描いた「絵」をスクリーンに投影し、音楽・歌・語りを加えた絵本と音楽で紡ぐ新しい芸術。6月27日(日)に「絵本作家 金澤麻由子の世界~映像と音楽で楽しむ 絵本の読み聞かせとコンサート~」を中ホールで、絵本原画展を小ホールで24日(木)から4日間開催します。新型コロナウイルス感染症の拡大で、やむなく延期となって1年。その間に新作「さすらいのルーロット」を描き上げました。コロナ下で頑張っている皆さんに、心温まる幸せな時間をお届けします。今回の公演への思いを、金澤さんにお話ししてもらいました。

昨年は「てんからのおくりもの」「ポワン」「ぼくぱぐ」の絵本3作で構成する予定だったのですが、今回は新作「さすらいのルーロット」も含めた全4作で楽しんでいただきます。移り変わる絵に生演奏と朗読が融合する…いろんな感情を味わいながら、優しい時間を体験して楽しんでもらえたらうれしいです。大人になっても「絵本」というのは、心が豊かになったり少し優しくなれたりする素敵なものです。子供だけでなく大人の方にも楽しんでほしいですね。

コンサートに先駆け原画展も開催します。新作から過去の作品まで大小含め80点前後を展示します。今回は、私の実体験を元にした新作「さすらいのルーロット」がメイン。ルーロットとは、神戸に実際にある移動型の動くチャペルのこと。以前、絵本の取材の際に訪れた菜の花畑。その美しさに心ひかれ大好きになりました。「ぼくぱぐ」など過去の作品でも、最後の一番大事なシーンは菜の花のお花畑を描いています。

2017年秋、私の結婚が決まっていて、ルーロットで菜の花畑の中で!という強い思いがありました。でも近くに菜の花畑が見つからなくて、自分で種を植えるしかないと畑を借りました。神戸で畑を借りて植えたのですが、芽は出ても寒くて全く育ちません。挙式が迫る中、どうしようと焦った末に近所のおばちゃんに菜の花をいただき、少しずつ移植することに。でも、一向に進まない状況を見かねた農家の皆さんが、たくさんの菜の花を持ってきてくださり植え替えを手伝ってくださいました。おかげさまで式の1週間前に菜の花畑が完成し、無事に挙式することができました。それが「さすらいのルーロット」で描いた菜の花畑のワンシーンなんです。絵本の中に、手伝ってくれた農家の方たちへの感謝の気持ちを込めました。苦しい時に「みんなの力で助けてほしい」って言えば、世界が優しいものに変わっていくような体験をしたので、そういう優しさの数珠つなぎを新作の絵本に込めたいなと思いました。

作家は、日常から離れてほっとできる作品や空間を提供するのが仕事なのかなと思っています。コロナ下でも、その活動は止めたくないと思っていて、対策をしっかり講じながら展覧会などを開催しています。必要最低限の生活だけでは心の元気がなくなってしまいます。さまざまな芸術にふれ、感情移入して、心を動かす…というところは大事。そんな「心を動かせるもの」を出していきたいと思っています。1回きりの生のものをその場にいて味わうというのは何にも代えがたいことです。そんな豊かな時間を、自分や大切な人と過ごしてくれたらうれしいですね。

↓↓↓イベント詳細はこちら↓↓↓

 

▶「絵本の読み聞かせとコンサート」6月27日(日)開演14:00(開場13:30)
コスモスシアター|大阪府貝塚市文化会館・中ホール

 

【出演者】金澤 麻由子、古後 公隆、白根 亜紀、福田容子
【演奏曲目】(古後 公隆 作曲)
「ぼくぱぐ」「ポワン」「さすらいのルーロット」「てんからのおくりもの」
【入場料】一般¥1,200 友の会¥1,000  高校生以下¥700

 

《チケット取扱い》

●コスモスシアターチケットカウンター 072(423)2442
ホームページからも購入可 http://www.cosmostheater.or.jp

 

●チケットぴあ  0570(02)9999  P コード:192-195

●ローソンチケット 0570(000)407 L コード:51736

●CN プレイガイド 0570(08)9999

●アンスリー貝塚店

 

《お問合わせ》コスモスシアターチケットカウンター ☎072-423-2442

《主催》一般財団法人貝塚市文化振興事業団

《アクセス》南海線「貝塚」駅下車(難波・和歌山より急行で約30分)。

水間鉄道に乗り換え、ひと駅「市役所前」下車、徒歩約5分。貝塚市役所隣。

「貝塚」駅より徒歩約15分。

 

関連イベントもやります♪

 

▶金澤麻由子の絵本原画展
6月24日(木)~27日(日)10:00~18:00(最終日は17時まで)
会場:コスモスシアター|大阪府貝塚市文化会館・小ホール

 

演奏曲目である「ぼくぱぐ」「ポワン」「さすらいのルーロット」「てんからのおくりもの」さらに、
2021年2月出版した新作絵本「きみのなまえ」

さらにさらに、2021年5月出版予定の
超・新作、二階幹事長との共作絵本まで一挙大公開します♪

▶ミニコンサート
6月25日(金) ①12:00~ ②15:00~
会場:小ホール前

絵本作家・金澤麻由子の作品映像をバックに音楽、歌、語りを加える創作舞台。
この度は新作「さすらいのルーロット」をメインに、
私の代表作「てんからのおくりもの」「ぼくぱぐ」等をお届け。
人間の普遍性を描く幻想的な世界をお楽しみください。
0歳からご入場いただけます^^*

公演に先立ち、絵本原画展を小ホールにて開催、更にミニコンサートも。
盛り沢山の内容で皆さまのご来場をお待ちしております^^*